新しい育種技術 -NBT- New Plant Breeding Techniques

SIPプロジェクトの説明

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)次世代農林水産業創造技術」において実施する研究開発について


「次世代農林水産業創造技術」で実施する課題


研究課題

  1. 農業のスマート化を実現する革新的な生産システム
    1. 高品質・省力化を同時に達成するシステム
    2. 収量や成分を自在にコントロールできる太陽光型植物工場
  2. 画期的な商品の提供を実現する新たな育種・植物保護技術
    1. 新たな育種体系の確立
    2. 持続可能な農業生産のための新たな植物保護技術の開発
  3. 新たな機能による未来需要創出技術
    1. 次世代機能性農林水産物・食品の開発
    2. 林水未利用資源の高度利用技術の開発
      1. 木質リグニン等からの高機能素材の開発
      2. 未利用藻類の高度利用・培養型次世代水産業の創出

新たな育種体系の確立

 担い手の大幅な減少、企業による農業生産の拡大、和食に対する関心の世界的な高まり等、我が国の農林水産業や食品産業を取り巻く状況が大きく変化する中、様々な市場のニーズに対応する多様な農林水産物の可能な限り速やかな開発の重要性が増大している。
このような中、農林水産物の品種開発に必要な育種技術そのものを高度化するためのこれまでの取組を府省連携を通じて加速化し、様々な品目における育種期間の大幅な短縮と育種材料の多様化を早期に実現する。

    1系:ゲノム編集技術等を開発・改良
    • ゲノム編集技術
    • 果樹の超早期開花技術
     → 開発された技術をパッケージ化し、国内のユーザーに提供

    2系:オミクス解析技術等を育種に応用するための技術を開発
    • オミクス解析(代謝物等の網羅的解析)技術の活用
    • 作物等への重イオン照射技術の活用
     → 開発された技術をパッケージ化し、国内のユーザーに提供

    3系:ゲノム編集技術を用いて画期的な農作物等を開発
    •  想定している画期的な農作物等の例
     → 育種関係者に新しい技術の有用性を提示/社会実装に至るまでの課題を抽出し、対応策を検討

    4系:円滑な社会実装の方法に関する調査研究等を実施
     → 円滑な社会実装のための戦略・手法を提案

【目標とするアウトカム】

 概ね10年後を目処に、育種の担い手たる国や地方の研究機関及び民間の種苗会社等が、新たな開発された育種技術を活用し、多様なニーズに対応した様々な新品種を次々に開発するとともに、それらの新品種の市場投入が円滑に行われることにより、国産農林水産物の品質・価格両面における市場競争力が向上する状況を創出。
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